花鳥風月ー古伊万里の文様ー
戸栗美術館では、伊万里焼と鍋島焼の凹凸文様に焦点を当てた展覧会が開催されます。この展覧会では、やきものの表面に施された凹凸の文様に注目し、その技法と美しさを紹介します。
展覧会では、江戸時代初頭に佐賀・有田で日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼と、その技術を応用して徳川将軍家への献上品として創出された鍋島焼の作品約80点が展示されます。これらのやきものの施文方法は筆による絵付けが主流ではありますが、中には表面を盛り上げたり、貼り付けたり、反対に削ったり、くりぬいたりという表現も見られます。
この展覧会は、一見気付きにくい、しかし繊細な凹凸文様をご堪能いただける機会です。伊万里焼や鍋島焼の基本成形技法である轆轤挽きだけでは完成しない、ひと手間もふた手間も掛けられ、高い技術力も要する凹凸文様の世界をぜひご覧ください。
- 開催場所: 戸栗美術館
- 開催日: 2023年10月6日（金）～12月21日（木）
| 期間 | 2024年1月7日10時00分~2024年3月21日17時00分 |
| 場所 | 東京都渋谷区 戸栗美術館 |
| URL | http://www.toguri-museum.or.jp/tenrankai/index.php |
