誰もが利用でき地域に開かれた場所である公共図書館は、かつて戦後の民主主義の象徴でもあった。現代ではインターネットが浸透しメディアの形態も大きく変遷する情報化社会のなかで、公共図書館の果たす役割も変化しつつある。そのため近年では、本のみに留まらない情報のハブとして、さらには人々や地域をつなぐ場として図書館への注目が高まっている。そこで図書館の歴史や図書館が持つ多様な機能を年表や図で紹介するほか、100人が選んだ100冊の本とのエピソードに出合える本棚、国内外の図書館の姿などを紹介し、今後の図書館のあり方を展示を通し模索する内容となっている。