即興 ホンマタカシ

ホンマタカシ(1962年、東京都生まれ)は1999年に写真集『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。行政やデベロッパーによる画一的な開発が進む東京郊外の風景と人々を一定の距離感で撮影し、叙情性を排した視点が高い評価を受けました。… 本展はホンマにとって日本の美術館で開かれる約10年ぶりの個展です。作家は建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影した、本展の中核をなす出品作品〈THE NARCISSISTIC CITY〉について、「都市によって都市を撮影する」と述べています。外に向かって開かれた小さな穴から差し込む光は、真っ暗な部屋の中に倒立した都市の風景を即興的に描き出します。 そして、この「即興」という言葉が本展では一つのキーワードとなります。作品や展覧会自体に偶然性を取り入れることに作家の現在の関心はあり、作品の中にも文字として現れる本展の英題「Revolution 9」は、イギリスのロックバンド、ビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した、同名曲へのオマージュとして捧げられています。 本展では、この10年あまりに制作された作品を中心に、写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の今に迫ります。[美術館サイトより]

期間2023年10月6日10時00分~2024年1月21日18時00分
場所東京都目黒区 東京都写真美術館
URLhttps://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4540.html

引用:https://artscape.jp/exhibition/pickup/10187883_1997.html